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自主管理組合が管理会社を導入する理由は様々ですが、一般的には以下のような理由が挙げられます。
専門的知識の不足
自主管理組合には、管理に必要な専門知識(法令や会計帳簿記載方法等)や経験(漏水発生時の対応法や修繕価格の妥当性等)が不足している場合があります。管理会社は、専門的な知識や経験を持つプロフェッショナルが運営しており、適切な管理を行うことが出来ます。
役員の成り手不足(組合運営の機能不全)
自主管理組合では、管理業務を行う役員やメンバーが高齢化、賃貸化、他にも私生活や仕事で多忙である場合があり、役員の成り手不足に陥る傾向にあり、結果的に組合運営が上手く機能せず、効率化が図れないことがあります。
管理会社は、専門的なノウハウや人材(各種資格保有者等)を持っているため、こうした問題の解決が期待出来ます。
支出削減
管理会社は、複数の物件を管理することができるため、スケールメリットによる支出(各種点検費用や清掃費用等)を削減することができます。また、支出項目の見直しや増収施策により、修繕費の捻出に労力が減ります。
契約や法的な問題の対応
管理会社の雇用するスタッフは国家資格等を取得した有資格者が多いため、契約や法的な問題に詳しいことから、自主管理組合が契約や法的な問題に対応する際に役立ちます。
以上の理由から、昨今は自主管理組合が管理会社を導入する傾向があります。ただし、管理会社を導入する場合には、価格や応対等が適切な管理会社を選ぶことが重要です。

