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自主管理組合とは、マンション管理会社が管理組合に介在せずに、役員や組合員自身の力でマンション管理を運営している状態を指します。
この自主管理組合のメリットをお伝えします。
コスト削減
管理会社に管理を委託する場合に比べて、費用を削減出来る場合があります。
例)
日常清掃:管理組合にて当番表を作成することで、実施。
修繕:組合員自身が勤める会社や、組合員の知り合いの会社で実施。
住環境の改善
組合員が自分達の住環境を管理するため、より快適な住環境を作り上げることが出来る場合があります。
例)
共用部分の清掃や緑化等が、組合員によって積極的に行われることで、自分達の理想の住環境が実現されます。
参加意識の向上
組合活動に参加することで、組合員の参加意識が向上します。
組合員が自分達で住環境を管理することで、自らが住むコミュニティーに対する責任感や所有感が高まり、より良いコミュニティーを作るために積極的に活動するようになります。
柔軟な管理体制
組合員が管理運営に関する意見や提案を出す機会が設けられれば、その意見が意思決定に反映されるため、柔軟な管理体制が出来るとも言えます。
組合員同士の交流
組合活動に参加することで、組合員同士の交流が増えます。
コミュニケーションがより活発になるため、騒音問題の解決や孤独死の回避といったことが解決出来る場合があります。
迅速な対応
組合員自身が直接、管理に携わることから、トラブル解決に迅速に対応出来ることがあります。
そうは言っても限界がある。
上述したことは、自主管理で上手く運営出来ているケースを挙げました。
しかしながら昨今では居住する区分所有者が高齢になったり、賃貸で居住する住民が増えたりと、自身の力で管理運営を行う力が減った組合が増加傾向にあります。
またマンション管理を取り巻く環境(各種法令やIT化など)は著しく変化しています。
こうした環境に適応するためには、管理のプロである管理会社の力添えが必要と言えます。