
建物管理部
桑原
保有資格:(管理業務主任者・ 保険募集人・甲種防火管理者)
不動産業界歴5年。外部管理者方式や関連法規についての知識も豊富に持っております。
管理組合様それぞれのニーズに合った資産形成のご提案も行ってまいります。
組合様に最適な業者の選定や価格交渉により、コストパフォーマンスの高い管理を実現します。
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2025年9月:マンション市場の現状と論理的展望
2025年も後半に入り、マンション市場は依然として「高価格・低供給」の二極化構造に直面しています。新築マンションは過去最高値を更新し続ける一方で、中古市場では「億ション」の割合が過去最大水準に達しました。一見すると「バブル的」な様相を呈して... -
共用部の電子ブレーカー導入について ― 管理組合が知っておくべき全知識
■ 電子ブレーカーとは何か 電子ブレーカーは、従来の「熱動式(機械式)ブレーカー」と異なり、電子制御によって電流を監視・調整する装置です。最大の特徴は、短時間の過負荷を許容しつつ、契約電力を従来よりも小さく設定できる点にあります。 マンショ... -
分譲マンションにおける「修繕積立金の見直し」の必要性
修繕積立金は“将来への保険” 分譲マンションでは、建物や設備の維持管理のために「修繕積立金」を毎月徴収しています。これは、屋上防水や外壁改修、給排水管の更新といった大規模修繕工事に備えるための、いわば“将来の保険”です。しかし、この修繕積立金... -
マンション建替え決議の全体像 〜検討開始から成立、そしてその後の現実〜
建替え検討の契機 マンションの建替えは、理事会や住民の思いつきで始まるものではありません。必ず建物の老朽化や資産価値の低下といった客観的要因が存在します。 (1) 老朽化・耐震問題 築40年以上のマンションは、新耐震基準(昭和56年改正建築基準法)... -
空き駐車場の活用方法と対策 〜修繕積立金を圧迫する“駐車場余り”問題〜
はじめに かつては「マンション=駐車場完備」が販売上の強みでした。しかし近年は少子高齢化やカーシェアの普及により、駐車場が余るマンションが急増しています。特に機械式駐車場は維持費が高額で、空きが増えると修繕積立金を圧迫し、住民全体の負担増... -
【2025年度最新】EV充電設備を入れると資産価値は上がるのか
はじめに 電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)の普及に伴い、マンションでの充電設備導入ニーズは急速に高まっています。国や自治体は補助金制度を拡充し、国土交通省は2024年(令和6年)に「マンション標準管理規約」を改正し、EV充電設... -
【実務向けコラム】マンション総合保険─“必要性”を正しく考えるために
「共用部分の補償って、そもそも何が対象になるの?」「事故なしでも更新時に保険料が跳ね上がるって本当?」「特約はどこまで必要か迷う…」管理組合として、このような問いに答えられる準備があるかが重要です。 🔍 マンション総合保険とは? 分譲マンショ... -
分譲マンションで宅配ボックス導入を考えたら、まず読むべき指南書
📦「宅配ボックスがない不便さ」、感じていませんか? 通販が日常化したいま、分譲マンションにおいて宅配ボックスの存在は生活満足度を大きく左右します。ただし、導入すれば終わりではありません。費用負担・運用ルール・トラブル対応・住民理解まで、検... -
“うちのマンションにも防犯カメラ” そのとき管理組合が考えるべきこと
「最近ゴミ置場が荒らされてて……」「誰かが自転車を倒したままにしてる」「いたずらなのか、ポストが壊されていた」 そんな声が出はじめたとき、**最も現実的な対策として浮上するのが「防犯カメラの設置」**です。 ただし、防犯カメラは「設置すれば終わ...