こんにちは!マンション管理のMIJです。
6月4~6日、三日間にわたり東京ビッグサイトにて開催された「住まい・建築・不動産の総合展BREX2025~マンション管理組合サポート展~」に初出展し、管理組合関係者や業界関係者の皆様と貴重な意見交換をさせていただきました。
今回は、その現場で見えた小規模マンション・自主管理組合を取り巻くリアルな課題をお届けします。
続編はこちら👉【展示会レポート続編】小規模・自主管理マンションこそ知っておきたい「第三者管理」と「管理評価制度」の最新動向 – 建物管理のお悩みならMIJ
■ 意識の高い来場者の多くは“タワマン・大規模マンション”管理組合理事の経験者
今回のイベントでは、例年通り多くの来場者が訪れましたが、**とりわけ印象的だったのは「管理に対する意識の高い組合役員の方々」**の存在です。
彼らの多くは、
- タワーマンションの居住者
- 大規模マンションの理事を長年務めている方
- 毎年このEXPOや管理関連セミナーに参加している情報感度の高い層
といった特徴があり、最新の法改正や管理にまつわるニュース、関連法規等にも詳しい方が多くいらっしゃいました。
■ 話題の中心は「はるぶー」さん!セミナーには大勢の方が聴講
また今回は、マンション理事長ブロガーとして有名なはるぶーさんも来場されており、“はるぶーさん目当て”で足を運んだ方も多数。
SNSやブログで情報発信されている姿に共感し、学ばれている方の多さを実感しました。
MIJスタッフもちゃっかり記念撮影をお願いし、ありがたいことに快く応じていただきました!

■ 一方で小規模・自主管理マンションの来場者は少数
小規模マンションや自主管理組合の来場者はごく少数派でした。
小規模マンションや自主管理組合にとっては、「管理について相談できる人が周囲にいない」「そもそもどこから手をつけていいかわからない」など、情報との距離や行動のきっかけの不足が、来場を妨げているのかもしれません。
■ 「管理費が安すぎて契約終了に…」という事例も
EXPO会場では、自治体関係者やマンション管理士、協会の方々とも意見を交わす機会がありました。
そこで頻繁に耳にしたのが、次のような声です。
「小規模マンションでは管理委託費が安い、またフロント担当者や管理員等の人材不足もあり、管理会社から“採算が合わない”として契約を終了される事例が増えている」
特に築年数が古く、管理費収入が限られている物件では、管理会社の“撤退”リスクが現実のものとなりつつあります。
■ 組合員のリアルな声:「今さら不安になってきた」
ある来場者の組合員の方からは、こんなお話を伺いました。
「今までは、管理会社の提案通りにすべての工事を実施してきました。疑いもせず進めてきたけれど、最近長期修繕計画を見直したら将来的に資金不足になることがわかり、今さら不安に…。借り入れも視野に入れなければいけないかもしれない。今は第三者の意見がほしい。」
このような声は、特にチェック機能が弱くなりがちな小規模・自主管理組合でよく見られる課題です。
■ 思い立ったが吉日、今こそ“第三者の目”を
今回の出展を通じて改めて感じたのは、「うちは大丈夫」と思っていた組合でも、実は将来的な資金不足や過剰な工事支出などのリスクを抱えていることがあるということです。
そうした“見えにくい問題”を早めに発見するためにも、第三者の視点を入れて現状をチェックすることは、今後の管理の健全性を保つうえで非常に有効です。
MIJでは、小規模・自主管理組合向けにこんなサポートを行っています:
- 管理会社変更(リプレイス)の進め方相談
- 長期修繕計画の見直し・第三者チェック
- 会計・議事録支援などの部分委託やスポット業務
- 自主管理体制の再設計支援(外部化の選択肢も含む)
📩 「現状把握ってどうやるの…?」と思ったら
少しでも疑問や不安に思うことがあれば、先ずはお気軽にご相談ください。
EXPOに来場できなかった方にも、丁寧にご説明いたします。