事業戦略
株式会社MIJは、2022年2月にマンション管理業を開始して以来、約3年足らずですが、新規受注予定も合わせて2025年中に都内23区における管理棟数は全部で13棟を見込んでおります。
事業環境としては、都が公開している資料によると、東京都内の分譲マンションの棟数は、約5.3万棟とされています。そのうち、約9割が区部に立地しております。歴史的にも1956年に初めて分譲マンションが売りに出されてから2026年には100年を経とうとしており、各マンションの管理組合では、建物の老朽化、管理費の滞納、多額の修繕費用、住民トラブル、近年の物価高騰などの問題に頭を抱えている状況が見受けられます。
そのような事業環境の中で、弊社では小規模マンションといった、比較的少ない管理費等で組合運営をしなければならないといったマンションを対象とし、少ない管理費でも依頼いただけるような低価格の管理サービスを提供しております。また、マンション管理のサービスにおいては、専門知識が求められますが、資格や経験だけではなく、理事会役員の方が話しやすく相談がしやすいことも重要と捉え、コミュニケーション力の高いメンバーが集まっています。創業時メンバーをはじめ、中途入社で大手マンション管理会社を経験してきた若手従業員が複数名おり、活気ある若手が複数名おります。(詳しくはスタッフ紹介をご覧ください)理事会の方からは、専門知識はもちろん、特に話しやすいといった点で好評です。
弊社では各管理組合の状況に合わせ、業務を細分化して必要な部分だけを請け負うなど、オーダーメイドの管理が可能となっており、特にランニングコストの意識が高い、これまで自主管理としてやってこられた管理組合様でのニーズは高く、ご面談からの成約率は50%を超えております。新規のお問い合わせも毎月増加していて、弊社の管理棟数の増加も加速する見込みとなっております。将来的にはマンション管理棟数100棟超えを事業目標としております。今後も理事会の皆様と一緒に、よりよいマンション管理を目指してサービス向上に努めてまいります。
事業戦略(MIJグループとして)
グループ全体の事業スキームでは、マンションの買取・保有による賃料収入の確保、保有物件の販売による管理戸数の拡大、グループ会社による修繕対応、さらにはオーナー様からの売却依頼への対応を通じ、総合的な不動産管理・運営のサイクルを確立してまいりました。今後はマンション全体の管理を手がける事業を本格的に展開してまいります。これにより、多くのオーナー様との接点を増やし、売買や賃貸の相談機会を拡充するとともに、管理業務を通じて物件の詳細情報を蓄積し、オーナー様に信頼いただける専門的なサポートを実現いたします。
今後の展望としては、自社管理のマンションの件数を増やし、賃貸管理・建物管理の新規案件を積極的に獲得することで、事業の安定と強化を図ります。また、日々の情報収集と取引データの蓄積を通じて業務効率化を進め、コストパフォーマンスの向上を目指し、より一層の顧客満足度向上に努めてまいります。販売事業に関しましては、これまで物件の仕入事業に特化し、営業部門を設けず、同業他社様へ物件を卸してまいりました。しかし、現在の都心一等地のマンション購入意欲が高まっている市場環境を踏まえ、自社販売部門を再構築する方針です。物件の売主である不動産会社の皆様には、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
業績(東京商工リサーチへ決算書の提出あり)
第7期目の決算内容


第7期決算までの業績の推移


第7期目の資産内訳と今期の売上予定

